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薬剤制肺炎? [つれづれ]

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薬剤性とついているだけで、ホワっとしてしまう。

例えばDLSTが陽性であれば、スッキリするのだが、感度がそれほど高くなく、当てにできない。

でも本当に知識だけで診断できるほどの知見を自分たちは持っているのだろうか?

この薬だから起こりやすいとかないし、この薬ならこのようなCT像になる。とかもない。と思っておいた方がよいのではないか?

よく起こしうる薬剤が表になっていたりするが、それに照らし合わせたから診断がつくのだろうか?

 

情報が足りない原因として、1)うまく診断ができない2)うまく統計がとれない。ということと理解しており、いまある統計の中でも、もしかすると仮定的な診断も混じった全薬剤誘発による肺炎の中の一部報告されたものが、情報として世にある。と考えているが、今後例えばDLSTが陽性のもののみとか間違えて、チャレンジしてしまったものなど特異性の高いもののみ、世界じゅうからの情報が積み上げられていき、どの薬や漢方などが確率として多いか?という情報が簡単にてに入るシステムになってもう少し診断は楽になるかもしれない。

しかし現時点ではどの薬、タバコ、食事でも起こりうるし、広い意味ではウィルスでも起こっているのかもしれない。

つまりどんな時疑うか?だが、「肺に異常を来たした時」(間質と限定してよいのかな?)と言わざるを得ない。症状がなくてCTで見つかるなんて言い出すとキリがないのだが、まぁ症状がないものをわざわざ早期発見すべきかというと、難しい。合理的な国ならそんなの必要ないで終わるのだが、、、

しかしCrackleが偶然聴取出来たらどうするだろう。

6つくらい薬飲んでいる人をたまたま聴診してみたらCrackleしかもlate が聞かれたら、、高齢者にはありがちなのだが、色々検査せざるを得ないのだろうか?膠原病ならば、膠原病で肺繊維症が先に出てくるものを覚えておけば、(なんだっけ?膠原病ノートに書いてあった)

その検査をして定点観測すればよいのだが、薬いっぱい飲んでいる人はやっぱり難しい。疑わしいものからやめる?(そもそも頻度が高いものを疑わしいというが大抵医師の経験を頻度と言ったりする。)初めてまもない方?どんな時期でも起こりうるのだが、サプリは情報がもっと少ないが不要であることもある。要不要も考慮に入ってくる。症状が非常に軽度なら根気よくDLSTをやるというのもありかもしれない。

入院中などは医師の声の大きさで決まったりするかも知れないないし、薬の印象も結構決定に寄与する。

例えばRAで肺炎で入院、抗生剤も使用開始であれば、鑑別はRAそのもの、MTX、抗生剤、その他、感染(PCPとかCMVとか)になるが、やっぱりMTXの印象に引っ張られることが多い気がする。本当の統計が知りたいものだが、、MTXはそもそもそんなにつかっていなくて、抗生剤を毎日つかっているなら、抗生剤は大丈夫という印象にどうしてもなるだろう。

結論として教科書的にはCTでのタイプとか、BALとか、色々あるけれど、結局やめてみるしかないし、疑わしくないものは再開するしかないし、重症度、薬の必要性、代替えのあるなしで考えるしかないと、自分は考えているが勉強不足だろうか?


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911なのに [今日の出来事]

911なのにまったく思い出すことなく当直業務。2つのよくわからない急変と病棟の患者の様子がおかしい、それから救急新患2件が同時にコールというスタート。PHSがなりつづけるなかで末梢がとれない人のCVの入れ替えをする人が1番の重症という状況だった。不可能のように思えることもやらないといけないときがある。それが医療という考えでいままで生きてきたからこそ耐えられたのかと思う。


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