SSブログ

総合内科(病院総合医)不要説 [医療]

ずっと以前のオリンピックだったか期待された千葉すすさんがあまり振るわなくて岩崎恭子さんのへのマスコミのシフトがとても印象的だったの覚えているが、スポーツにしても仕事にしても、評価は期待度との相対的な関係があるように思う。

 

自分の仕事はここまでと枠を作っている人がそこを越えてやるととても感謝されたりする。(その感謝は結構本心だったりする)それは普段本当に働いていなくてもいつの間にか周囲それに慣れてしまうものらしい。あきらめに似たものでかもしれないが。

 

ところで総合診療と言うものはその期待のがいろいろな面で大きい。かといって自分の仕事の枠を作ってしまえば、それは総合診療と言えなくなる。(と考えているのは自分だけだろうか?)期待通りに働こうとして、潰れてしまったりすることも多いと聞く。そしてそれほど感謝されていなかったりもする。きっとそれはそれぞれのヒトが別々の期待を持っているからだろう。

 

そのような総合診療というものを若い医師たちがどう魅力を感じるのだろうか?このあたりの対策は今のところ3つしか想起できない。1)1つはドクターGと言う概念自分たちは何でも受け大事請け負うのではなく、総合的疾患の専門医であるという概念。

2)もう一つはなんでも診るのだが人数によるパワーが増えてライフライフワークバランスやインセンティブがきちんと保たれる保証があること。3)三つ目はある程度の経験を積んだ後、教育のみに専念する資格が与えられることである。

1)は自分の考える総合医療ではなく日本の医療の欠点を補填するものとは思えない2)は今の状況で保証されるためには国が動くべきと考えるが残念ながら文科省より厚労省より、直接力を持っているのは大学と学会と医師会であり、そのどこの利益にもならない。3)に関してはいつになるかわからない。PC学会がそこまで力をもつことがあるのだろうか?というわけで私は常々総合医などという道をとる理由はないと後輩たちに伝

えている。

th_IMG_4767.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

コードギアス [つれづれ]

コードギアス

偉いヒトが名作というから見始めた。最初はロボットアニメにデスノートを取り入れただけかと思ったが、なかなかどうして、善と悪、現実と理想、私と公と、これらを非現実的な設定の中で現実的に表現している。   主人公の姉と妹への思い入れの格差の違和感以外は非常に見応えよく見させてもらっている。

リーダーの才覚とは?必要悪とは?トロッコ理論も含めていろいろと盛り込まれ、最後まで

視聴者の思考の裏をかくような展開が繰り返され、尚かつストーリーに不自然さがない。ファフナーは争いを避けるためになにができるのか?という主題をしっかり理論的に組み立てられたストーリーで追求したものだったが。ルルーシュは性悪説に基づいた平和の追求。そのための壮絶なそして美しいだまし合い。キラキラした絵やアニオタの空気感を差し引いても、確かに名作だった。

th_スクリーンショット 2020-10-30 19.45.26.jpg

 



nice!(0)  コメント(0) 

子供が親と注意するとき [子育て日記]

子供が親を注意するとき、それは自分達が放ったものの反射なのだろう。それはわかっていても、怒りを止められない時がある。

 

私はこの2年以上妻が自分の私物や子供のプリントなどを食卓の上に放置するのをなんとか変えさせようと努力してきた。

近くにスペースを3度ほど作って提供したり、事あるごとに間接的に促していたつもりだが、なかなか未だ改善されていない。子供に命令するならまず自分がやれ。というのが私の理論だが、命令を素直に聞けないどころか自分の自覚で出来るようにならないという理論もある。

子供達には褒めたり、なだめたり、ただ父親が自分の分だけ片づけて放置したり、いろいろな手を打ってきたが、なかなか定着しない。

そんなある日、娘がパパが残したこのパッケージ何日も机の上にあったよーなどとのたまった。そんなとき不覚にも異常な怒りを覚えてしまった。部屋中にあちこちに子供たちのものが散らかっている中での言い草である。自分たちがちゃんとしてないのに人のこと言えるのか的に怒こってしまった。

 

たった一晩だけのことを数日と言われたりとか怒りに拍車をかけたことと、妻のものはここ2年ずっとあるからそれが自然になっていること、妻の注意が自分に返ってきたのではなどなどが怒りに油を注いだ。

ではどうすることが子供のためなのだろう。人間だから怒りをふせぐことはできない。それをかくして、何事もなかったようにするのが正解なのか?そういうことが起こりうるときの感情の対策を常に備えておけばよいのか?それとも、我慢などせず常にかたづけさせておけばよいのだろうか?子供に悪気はなく、できないけれど放置はよくないこととわかっていると、positiveに受けることが自分にできるだろうか?にしても部屋をきれいにするなんざそれこそ親の都合ではないかというところまで行き着くか?そもそも自分は自分の部屋をきれいに保つようになったことなど子を持つまでなかったし。

少なくとも、ほーら君たち全然できてないじゃないか!とかかたづけを急に強化したりは違うと思うし、出来るのをまって褒める作戦は自分にはむりということでたのしく一緒にかたづけることにするのが次善の策ということにする。

th_IMG_4650.jpg



nice!(0)  コメント(0) 

意味のある情報は? [医療]

以前、制約会社の説明会というものが、タダのお弁当を食べながら薬の説明を聞くという習慣があった。ほとんど出席することはなかったが、たまに間違って医局に帰ると弁当を差し出されて、断るのも野暮ということもあった。1時間近くの時間を費やして、得られる情報は、薬の名前と保険適応くらい。最も大切なその薬を選ぶ理由は当然バイヤスがかかり、むしろ有害であった。

自分は初期研修のころはどうして同じような薬の説明会を製薬会社合同で行わないのだろうか?などと無邪気に考えていた。

昨今は逆にバイヤスを差っ引いて聞くことができるので、決まった質問は商品名の由来だった。

薬の情報はエビデンスがわかっている病院の薬剤師がしてくれるのが望ましい。開業医もそこにくわわればよいのではないだろうか?。お弁当は開業医の先生のおごり?は冗談としても、それほど難しいこととは思えないのだが?

th_IMG_4637.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

薬の説明会など [医療]

以前、制約会社の説明会というものが、タダのお弁当を食べながら薬の説明を聞くという習慣があった。ほとんど出席することはなかったが、たまに間違って医局に帰ると弁当を差し出されて、断るのも野暮ということもあった。1時間近くの時間を費やして、得られる情報は、薬の名前と保険適応。最も大切なその薬を選ぶ理由は当然バイヤスがかかり、むしろ有害であった。


自分は初期研修のころはどうして同じような薬の説明会を製薬会社合同で行わないのだろうか?などと素直に思っていた。


昨今は逆にバイヤスを差っ引いて聞くことができるので、決まった質問は商品名の由来だった。


薬の情報はエビデンスがわかっている病院の薬剤師がしてくれればよい。開業医もそこにくわわればよい。お弁当は開業医の先生のおごり?は冗談としても、簡単なことではないだろうか?


th_IMG_4635.jpg


ホトケノザって秋だったっけ?


 


nice!(0)  コメント(0) 

ZOOM勉強会 [医療]

有名な勉強会、ZOOMでお安くなったので久々に参加させてもらった。やはり知らないことを知らされるのは面白い。そして少し焦る。というのが正直なところ。まるで流行のように新しい疾患がこれでもかと紹介され、というより紹介しなくてはならず、受講者のそれは知らなかったを”獲得”する。


常々普通の疾患をいかに診るかがメインと考え、自然治癒するものなら診断などつけなくて良いのでは?という自分のスタンスとは真逆の世界だが、残念ながら面白いし、なんだかこの”流行”についていかないといけない気がしてくる。


きっと講師の人たちは普通の疾患もちゃんとみているからこそなのだろうが、こういう価値観を享受される学生たちはどういう医師になっていくのか少し心配になる。


th_IMG_4619.jpg


ベランダにて、、


nice!(0)  コメント(0) 

コミュニケーションと出世 [つれづれ]

枕営業は卑劣という印象があるが、ではすべての抜擢や人事は実力を公平に評価されて行われているのだろうか?たまたま上司が好きになってしまったかもしれないし、力があるからこそ上司に認められて、結果的にそういう関係になってしまったのかもしれない。よしんばそれが目的で近づいたのだとしても、そういうことで判断するヒトが上司ならば、所詮ちゃんとした人選は行われないかもしれない。女は武器があるから徳だというのであれば、上司に男が多い組織が悪いのではという話になるし、女はそういう方法では出世していないということになる。


また、倫理感は変わっていくものだし、ヒトによって社会によっても違う。上司に取り入る米つき社員と程度の差こそあれ、同じライン上にあるのではないだろうか?どこでラインを引くのはそれこそ人それぞれである。


因みに、医師の仕事に理解がある看護師は医師とつきあったことがあるという理論があるが、あながち間違いでもない。


th_IMG_4622.jpg


娘達と夕方のさんぽ


 


nice!(0)  コメント(0) 

HMEPロールプレイ変法 [指導日記]

頭痛ロールプレイ

最近の学生研修は 

1)頭痛の基本レクチャー→2)その症例に関することQ&A→ 3)PBL4)学生が医師役でロールプレイ5)学生が患者役でロールプレイ

という形式で行っている。

HMEP研修のメインではないとはいえLeaning issue に重点を置いていないとこが反省点

 

今日はわざわざ患者さんの物語を作り、非常にSAHを心配している患者(特に奥さん)と、その症状は典型的な片頭痛なのだが、悪化してきていることからNewHeadacheととらざるを得ない葛藤を体験してもらおうと思った。

患者役学生さんはてても素直で食らい付いてこなかったのでCTは撮らず、2週間後の再診とできました。

学生のうちに身につけるべきことかどうかの疑問はありますが医療に触れるとはこういうことを考えることもあるのではないでしょうか?

 

今日話したことは

・Onset を聴くとき、「その時何していましたか?」

・人生で最大ならばSAHは12%

・一次性雷鳴様頭痛は2次性を否定して初めて診断できる。

・脳が原因でショックにはならない

・総合内科が日本でメジャーにならない訳

・アメリカやオーストラリアでジェンネラリストが多く存在する理由

・alarm HAはSAH3回に1回に生じ、24時間いないに軽快する。

・クッシング現象

・CTがnormalのSAH疑い次どうする?

・鞍上槽 迂回槽 シルビウス裂 脚間槽  あんじょう迂回したシルビア

・死を生むフェシウム 特殊な抗菌薬しか効かない


物語的病歴


nice!(0)  コメント(0) 

死火山と休火山 [つれづれ]

休火山 死火山


の違いを子供のころ勉強した時、妙な違和感を持ったことを覚えている。


死火山は火山だけど噴火した記録のないもの、だったっけ?火山となっているのだから必ず噴火したことがあるはずなのに、噴火したことがないのが死火山で、活動していて今休んでいるやつが休火山ってなんかおかしい。


 


これと同じ違和感をいろいろなところで味わってきた。


考えていないのに方程式や公式で答えがでる違和感。なぜ問屋というものがわざわざあるのかわからない。


医学生の時の病理は病気のことのはずなのに、顕微鏡上のカタチの事ばかりが大切なことで、どう病気になってその部位がどこの何でどういう切片でなにがどう変化しているか?ということが語られない。


腎臓の疾患の分類が同じ切り口で切られていない。


違う原因なの同じ名前で呼ばれている疾患。またその逆。


そういうものがいろいろ引っかかって受け入れられないのが自分の欠点だったが、50も半ばになり、これからは長所と考えたい。


th_IMG_4603.jpg


吉祥寺 地元の人はジョージとよぶ?


 


nice!(0)  コメント(0) 

知識は権威? [医療]

知識が権威として使われることがある。ずっと以前、一緒に働いていた神経内科の先生のことをとても尊敬していたが、同時に外部のもう1人尊敬できる専門医を先生を時々ティーチングに頼んでいた。すると外から来た先生の言うことがうちの病院の先生と食い違うことがしばしばあり、当院の先生がすごくそれを嫌がっていた。


あたかも確定的なことををそんな勢いの言葉で言われていてそれなりに納得していたが知識が足らない自分たちにはそれを評価することもできなかった。ただし別の知識人から見たらまた違った見方ができて違う「解答」が生まれる様をみて、所詮医学の確実性なんてそんなものかなと思った覚えがある。


でもそれは神経内科と言う少し特殊な日だからこそより起こることなのかもしれないし、しかも結果が明確ならないという意味でもそういう事は起こり得るのだろうが、そしてだからこそ、知識を持っているものの発言の重みが増すのだろう。


th_IMG_4599.jpg


二子玉駐車場が大変なことに


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。