確証バイアスの中で [今日話したこと]
前医の診断を信用しない。
これは前医をリスペクトしてはいけないということではない。大まかに2つの理由がある。それは、なんでも鵜呑みするのではなく自分で考える。ということと、もっともらしい情報にアンカリングされることで自分の思考が影響受けることを避けた方がよいということである。
それによってせっかくの後医は名医の優位性が相殺されてしまう危険すらある。
そして、前医の情報が都合のよいものである方がそれを受け入れやすいという確証バイアスも拍車をかける。
自分はこの年になってもOpne mind になかなか自分を広げることができない経験をする。
わかっていても渦中のヒトになると見えなくなるものがある。診療中は幾度となく枠の外にでて事態を見直すことを忘れないでおこうと思う。