旧統一教会の報道について [つれづれ]
旧統一教会についていろいろなことが追求されているが、それはそれで必要なら良いと思う。しかしその発端になったことが殺人という最悪の暴力であるということには強い違和感を持っている
自分は、新興宗教団体がどんなことをしているか知る由もない。いたいけな民をだまくらかして望外なお金をぶんどっているようだが、それより騙されたい人たちを幸せにしてあげているのか、そんな事は当人にしかわからないことではあるが、少なくとも良い宗教は、人々が破産するほどのお金を要求したりはしないだろう。
そういうことをずっと調査して発信していた人もいるはずなのだが、何らかの圧力によって抑えられていたということであろうか。それを暴くきっかけがよりによってテロリズムによるものであるというのは全くもって恥ずかしいことだと思う。
あのなんとかという男も、それほど主張したいことがあったのであれば、アラブの春を起こしたチュニジアの青年のように、焼身自殺でもすればよかったのじゃないかと本気で思う。そうすれば、もっと人々の関心は、同情も含めて、新興宗教と言うものそのもののあり方に疑問を投げかけたのではないかと思う。
今はただ与党を批判したい人たちの格好の理由付けとなっていることかマスコミとその視聴者の時間つぶしのネタになっているに過ぎないが、彼らは暴力が物事を動かすもしくは暴力でないと動かせないというこの事実を歴史に残すことで、また再びこのようなことが起こりうるというところまでは考えないのであろうか。そう考えると、この一連の馬渡的な騒動にじわじわと怒りを感じてしまうのだ。