勝ち負けではないのだけれど [医療]
なかなか理解してもらえない患者や、家族は往々にしているものである。
ましてや、治療がうまくいかなかった時は大変である。
カルテなどをたどると、キチンと定期的に説明していて、それでも家族は理解できていないようにみえたりする。
しかしこういう場合医療者は患者サイドに問題があるものと思っている事がおおく、それは言葉にださなくても、医療者と患者側の距離をドンドンと広げていくものなのだ。
自分は向こうがおかしいと思った時点で負けと考えている。それは医学的医療の負けとは全く別の次元に存在する勝ち負けなのだ。何が起こるかわからない事象のなかでなにかが起こった時誰かを恨まないといけないのはやはり不幸なのではないだろうか。