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2022-03-14 [医療]

医療を行う上で身体所見など無用の長物だとか、時代遅れだとかコミュニケーションツールだとか言われて久しい。たしかにすべての人が検査だよりで診療をすれば、それがもっとも有用な診療の方法になってくるだろうし、客観的に見える結果は、説得力があるし、仕事量はかなり軽減される。しかし身体所見が有用である場合もいまなお残されている。例えば、採血結果やCTよりも感度や特異度が高いもの。(胆嚢炎)abarabilityの問題。診療所、スキル 夜間出来ないもの。頻回な経過が必要なもの。そして検査前確率を高める身体所見はそれを使いこなせるひとと使えないひととでは大きな差が生まれる。というより、つかいこなしているグループと使わずに検査に頼っているグループとが大きく違う診療をしているということだろう。実は日本の診療報酬は後者の方に有利なシステムとなっている。だからこそより後者的診療が幅をきかせ、いろいろな情報を駆使して、検査をするべきかせざるべきか悩んだりするのは、後者グループ内ではなにをやっているのかわからないという見方になる。そんな感じだろうか。

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