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おかえりモネ [感想]

人はそれぞれの考え方感じ方があり、それは各個人でもそれぞれ、そしてグループごとに色が違ったりする。時にそれが対立したりすることもあるが、たいていは交わらないままになっているのだろう。そんな現代の世にそんなことないよ、人はみな同じような価値観や感情を共有できるのだよ。とでも言っているようなドラマ。だけど自分にとってはファンタジーである。朝のドラマのわりにはシリアスな場面が多く、夜中に見ていた自分はよいとしても、どうだろうなんて思いながらでも清原さんの演技ひとつだけでも見る価値があり、周りの人も彼女の入り込みに影響されているかのようであった。

今週最終回で、毎日の楽しみがなくなる寂しさがあったが、今日10月28日の回ではじめてこのドラマの本質がわかった気がした。そう。これは震災で傷ついた人たちへの応援なのだ。その人たちが、大切な人を受け入れられないりゅうちん親子。受け入れたモネの家族達。そばいなかった後ろめたさ。そして最もタブーでありだれも口にだせなかったみーちゃんの罪。それらに対して、人はやさしいのだよ。だから生きていけるのだと、何度も語りかけてくる。震災10年がたって初めて、そしてさりげなく、公にした物語なのかなんて自分なりに解釈した。このドラマで救われた人がもしいたのならば、毎日の朝に国民的な感じで送り出した意味があるというものだろう。

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