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本心続き [感想]

繊細な感情の表現と物語の納得できる意外性の展開に魅了されているのだが、不思議なことに、あるベタベタなさくや君の行動に最も心を動かされたのは自分としても意外だった。


それはルームメートで密かにおもいを寄せる彼女がお金持ちの一回り年下で彼の友人との成就を望むことであった。彼女はおそらくさくや君自身に惹かれ始めていることを彼も気づいているというのに。その信号を無視して愛などという無形の頼りないものではなく、実質を取らせることを望むという矛盾ともいえながらも、なんとも揺るぎない愛?自分は繊細で美しいものを求めることが自分を傷つけることを知り、そこから逃げ出した人間だったはず。それが今なおどこかで幻想を追い求めるような気持ちがあるのかと、意外ともいえる発見だった。


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雨の日の送り迎え一般市民は濡れろと言ってる人が格差社会を語っている(笑)


 


 


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