SSブログ

もう一つのバランス [臨床]

もう一つのバランスといえば、エビデンス、医師の技量、患者の志向の3つのバランスがあり、これもシチュエーション 疾患の質によって変わってくる。その辺りを理解していないと、常に杓子定規に正しいと思われる治療を施すことになり、本来の医療の目的である、患者もしくは家族の幸せ。にはたどり着けないことになりかねない。

では正しい医療ではない医療をするのか?い言われると、もちろんそうではなく、多くの場合”やり過ぎ”が幸せを遠ざけることを意識すべきである。また医師の技量を把握し、エビデンスの限界を技量で埋めることで医療を行っている。それはエビデンスの限界を知る努力をつねに怠らないことにほぼ同義である。

また医師の技量は必ずしも一定なものでなく、いわゆる常に最高の医療を患者が受けられるか?という疑問には残念ながらYesとは言えない。そしてそれができるようなシステムが作られているかというとそれは全くもって違う。医師同士の役割分担は決して空からの視線で見られることはなく、それぞれのグループや個人がおそれぞれの近眼的な視点で活動しているというのが事実である。

th_IMG_9483.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

診断のバランスゼレンスキー大統領 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。