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学校では習わないこと。 [今日話したこと]

今日来ていた学生に、ある症例で5年前にヨーロッパに旅行したという病歴はどういう意味があるのかという質問をいじわるな意味でしてみた。

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今日来ていた学生に、ある症例で5年前にヨーロッパに旅行したという病歴はどういう意味があるのか質問した。自分的には「最近は旅行に行っていないから、今回の発熱には関係なさそう。」という意地悪な質問で正解というほどの正解はなかったのだが、とても大切なことであることが学生に理解できただろうか?学生は正解をさがし、「ある期間ヨーロッパに行っていた人はなにかの病気に気をつけるのではなかったでしょうか?」などといっていたが、確かにそういう知識はとても重要であるが、そういう知識の結果として、それがないことを示すことが大切で、

よってこの質問の答えは、最近東南アジアで蚊にかまれるようなところに行っていない(デング)とか水遊びをしていない。(レプトスピラ)とかなまの牛乳を飲んでいない(ブルセラ)とかなどなど多くの知識が裏にかくれている。(共有しているはずである。

このようにつまりはpatinent negitve(大切な陰性所見)には多くの知識のもとに示され、日常のプレゼンと臨床推論に大きなウエイトを占めている。そして、これはほとんど学校では習わないことである。


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