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医療の体質 [医療]

今、感染して入院適応であるにも関わらず、ベッドがなく待たされている間に亡くなっている人がいるらしい。

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どれほどのヒトがまたされて、何人の方が亡くなったのか、また入院も基準も自分はハッキリと知っているわけではないが、感染した患者の症状の幅が大きいのでどこかに線を引く作業はどうしても必要となる。そんな事でさえも、「そのラインのヒトで死人がでたらどうするんだ?。」的な意見があるかもしれない。そんな中で、ラインより上のヒトが亡くなったりしたら、それこそ医療何やってんだという話である。医療者側は「医療崩壊!」とさけんでいる。ベッドが患者を診るわけではない、ヒトが足りないのだとか、急性期病院は少ないのだなどといろいろ言われているようだが、決めたことが出来ないことが原因で死人がでるようならそれらはすべていいわけではないだろうか?そもそも日本の医療体制はそのような形で進められてきたのを自分はずっと見てきた。満床。や手が離せない、処置中などを理由に救急車を断ることができるという医療者の常識は、そのまま日本の医療のいびつさを物語っているのではないだろうか。そして断らない病院に救急車は集中し、地域の中で一部の病院が群をぬいて忙しい場となっている。すべての病院が各々の力量の患者をできる限り受け入れていれば、こんな格差はできないはずなのである。コロナ禍でもやはり同様のことが起こっている。もともと、患者をセレクトして病院にコロナ病床があてがわれればなおさらである。自分は今の現状を全く不思議に思わない。医療者は自分の生活、自分の仕事と患者を命を秤にかけることに慣れているのである。では医療者はスーパークールの寄せ集めか?と言われてもそうでも言えない。まず1つは医療界は常に、ダチョウ倶楽部状態手を挙げたものにはキャパ以上の負荷がかかることになる。ある程度抑制するからバランスが保たれているのだ、そしてそんなバランスの中でも医師や看護師は患者を目の前に帰宅することは出来ず、常識的な労働を遙かに超えたところで働くのが常となっている。そんな不条理と対抗するためには自ら仕事を抑制するしかなかったのかもしれないなんとかルールとかあるようだが、それが自分の身を守ってくるわけでもない。そして最終的に負担は患者側に落とされるのである。では、どうすればよかったのか?地域ごとにどうすることがもっとも効率的なのかを病院を作る計画から考えるべきなのであろうが、その形作りができないのであれば、ある形医療資源からどのようにその地域の医療を組み立てればよいのかを考えればよい、その指導は力関係でことが進まないように、力のあるお上的なものが行なわないといけないと思うのだがそうなっている地域をみたことがない。コロナ対応はどうだろうか?医療崩壊を起こしそうになっている国がすでに半年以上前に存在し、第2,3波が予想されていたのでば楽観的ではいられなかっただろうし、ベッドではなく有志(病院もヒトも)の確保が早いうちにできなかったのだろうか?そのあたりが悔やまれるのだ。

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