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感染症コンサルテーションの会に行って参りました。 [カンファレンス]

尊敬する北原先生の主催する感染症の会に東京済生会病院まで行ってきました。(1月21日)
結構直前でまとめていたにもかかわらず。西野先生はうまくまとめ上げていましたし、発表も堂々たるものでした。

※ 発表が始まった時と質疑応答時の比較
西野前.jpg
       
th_西野後.jpg

内容については、あまり触れることは出来ませんが、悪性リンパ腫に合併した筋肉内膿瘍。抗生剤の使い方。
外科的処置のタイミング。腫瘍との関わり合い。などが問題点として出されました。
他の発表は。
1再発した心内膜炎
2津波肺
3高齢者の難渋した感染症
でした。どれもチカラのこもった発表でした。2の津波肺に関しては被災地で震災直後の診療の様子が生々と伝わってきて、息の詰まる思いがしました。
治療に難渋した高齢者の一例 に関しては経口摂取ができないCDIにどう対応するかという我々が時々対面する問題を投げかけておられました。
Take home massageは 白血球の高い人 CDIを考えよ。今はCDIのワクチン が開発されている。
CDI の劇症型とそれ以外の区別はできるのか?という問題もありました。

◎特別講演として真菌のお話がありました。
研究室レベルのむずかしい話かと思えば意外と我々臨床科にもわかりやすく実用的な部分もあり。とても楽しく聞かせていただきました。
以下かいつまんで、、
細菌よりも真菌の方が遺伝子的に人に近い!オピストコンタという鞭毛が体の後ろについている方に属する。
生物をそんな風に分けていたことすら知らなかった!!
2地球で最も大きな生物は真菌! ヤワナラタケ10t オニナラタケ600t
カエルにツボカビが生えて絶滅が危ぶまれたことがあった。(そういえばそんなことが。。)
シストの時にβグルカンをもっているのでミカファンギンが効く
風土病である  ヒストプラズマ 結核様の臨床症状 アメリカ旅行後に注意
(一度も見たことはないが時々話しに出てきます)
クリプトコッカスギャティ 1999年にバンクーバーで大発生 オレゴンまで広がっている.
コアラももっている.(株は違うらしい、コアラが何らかの病原菌という話はよく話題になるがこれだったのか、2005年にバンクーバーに行ったときにはこの話は出てなかったなぁ)
Trichosporon asahii  Malassezia  furfur  カテ感染におおいのだが生えない!(聞いたことなかった)
スエヒロタケ副鼻腔に感染したりする.(副鼻腔に生えたCTを見たことがある)

Bjerkandera  adusta  が慢性がいそうの原因になるイトラコナゾールで直る.(うーんどれくらいの頻度なのだろう?)
これはキノコが出来なくても胞子ができる. サブロー寒天培地に1週間おいておくと生える。



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