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鎌倉カンファレンス [カンファレンス]

鎌倉インアウト.jpg鎌倉カンファレンスに久々参加しました。
ジュニアレジデントの質問が多かった。ことと、結構みんな寝ずに頑張ってるというところが好感がもてました。(途中で全員起立という奇抜なアイデアもよかった)

その時の1例目について思うところがあったので少し書いてみました。


「LOC」 とか 「倒れていた」という主訴。
なぜ主訴が必要か、というところから話しは始まるかもしませんが、
上記のような主訴からではなかなか鑑別に進むことは難しいのです。
なぜなら、同じLOCでも遷延する意識障害なのか、一時的なものなのか?はたまた失神だったかもしれない。とすると痙攣だったかもしれない。などと現在の我々の持っている鑑別のアルゴリズムをいくつも含んだまま鑑別が進んで行くことになってしまうからです。

逆にいえば、目撃者もいないけど、状況から失神。
として、鑑別を進めようとした時、その部分で間違えると、二度と正しい診断を含んだ鑑別に戻って来れなくなってしまうということ。

だからこそ、とても慎重に、そのLOCが我々のもつ鑑別の始点として何なのか?失神で転倒なのか?転倒で失神なのか? 意識障害なのか?そこを決めないことには診断は進まないことになります。
もちろんどうしても情報がとれない事もあり、その時は来院後の状態から類推することになる訳ですが、いずれにしてもわからないからといって安意に主訴をLOCとか、倒れていた。のままだとSOAPが、ロジカルに進、まずあいまいに、どっから出てきたんだ?みたいな結論になってしまいます。よって、「倒れていた」は基本的に禁止で、強ぃて書くなら倒れていた(LOCもしくは矢神)となれば主訴から鑑別は始まらない。ということが明確になるでしょう。実際にこういうシチューエーションには、よく遭遇する訳で、鑑別自体より実は、主訴の設定難しいのです。

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鶴和 幹浩

全く同感です。
by 鶴和 幹浩 (2012-01-11 19:26) 

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