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厚木の糖尿病委員会 [カンファレンス]


厚木の糖尿病委員会はこの1年0から発想をモットーに、他の典型的な病院の糖尿病委員会とは違う形で患者さんにより深く関わってきました。しかしここで少しずつ問題点が見え始めています。
スカイツリー.jpg当院の糖尿病委員会は、下記のことがを守って1年以上やってきました。

1  個別の患者に個別の指導を
2  何かが患者にとってよいかを常に考え、既成の方法にとらわれず、0から発想する。
3  常にフレキシブルになにが良いことかを考える。


よって、患者さんが入院すると、その人にとって何をしてあげることがその患者さんの将来をより良いものにして行けるかという話し合いができ、フレキシブルに対応していたし、メンバーのモチベーションも高いものでした。

◉システムはあえて大まかに決めています。
 1  入院が決まった時点でメールで連絡。
 2  外来でアンケートをとり、また入院時にも看護師がアンケートをとる。
 3  2日間で各科がそれぞれのアウトカムを基準に患者の元へ行き運び説明する。
 患者がわかったと確認できるまで何度も足を運ぶ。
 それと同時に問題点を抽出し、水曜日のカンファレンスに持ち寄る。
 4  水曜日のカンファレンスで話し合い どう対応するかを決める。
 5 退院時にもう一度 アウトカムができているかを確認と同時にフィードバックアンケートをもらう。

中規模の病院で、各科忙しく、きっちりした時間が決められないことと。目標が、「説明すること」ではなく、「わかってもらうこと」に置き、従来あるような
クリティカルパスの導入を見送ることで、フレキシブルに対応できるようにしました。
また、方法としては
 1   毎週30分だけ必ず各科全員集まる、
 2   司会は全員持ち回りとし、進行及び内容はその時の司会者が考えると。
 3   書記も持ち回りとする
 4    カンファレンスの内容はメールで伝えるが、各科でそれぞれ申し送る。


問題点
外来からの連絡が病棟に広く伝わっていない。
病棟での看護師の対応 フィードバックがない
患者がいない時にカンファレンスが進まない。
新しい人が入って来た時にシステムがわかりにくい。
委員会の目的が明確化されておらず、目標が見えていない。
患者からのフィードバックがない。
外から見るとやっている内容がわかりにくい。
入院後の水曜日までの患者への接触は各自にゆだねられており、個人差が出やすい。
また、フォローするシステムはなく、次回の水曜日に来なければ進行状況がわからないままになる。また実際に患者の元へ行った人と委員会にきた人が別のことがある。
水曜日に話し合ったことをどう実行したかを確認することができないことが多い。
各科での、連絡ができておらず、委員会のたびに違う人が来て議題が続かない、

などの問題点が浮き上がり、これらの改善に乗り出すことにしました。

◉改善する点
1  もう一度当院のやり方の是非を考え直す。
2  もう一度当院のやり方を再確認し、明文化 する。
3   外から見てもわかるような形を作り、システムを知らない人でも参加しやすいようにする。

この3つ。みんなが問題意識を持ち寄って少しずついいものにしていきます。

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