SSブログ

外来診療教育 [今日話したこと]

15年前に研修医や後期研修医に対して、外来教育の重要性を主張していました。当時の内科トップに鼻で笑われたが、自分の考えは変わらなかった。若いから救急と入院だけをさせるというのは労働力としての期待でありそれによって学ぶことはあるが弊害もあった。通常の外来で、no acute broblemを結論に終診にしたり、最初から矢継ぎ早にclosed questionを行ったり、最後まで患者の目みない若い医師を時折見かけるのは救急のみから診療を始める弊害であろう。そしてなにより、疾患のない人は患者として認識出来ない頭が出来上がってしまう。なので、自分は外来教育を始めるときにまず救急外来との違いは?とコミュニケーションをとる理由は?という問題をなげかけ、毎回それを質問して答えが変わっていく様を観察し、それを教育外来の成果とすることにしている。

th_IMG_8026.jpg

 

 


 

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。