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外来研修指導について(ブログ再開してまる一年!) [今日話したこと]

自分は、自分が外来でたくさん教えてもらったこともあって十数年前から外来教育の必要性を主張してきた。その項は外来の壁に90と大きく貼って90秒はカルテを見ないとか、左手は絶対に机の上に置かないとか、そいうことを若い医者達に”強要”してきた。外来は奥が深く臨床推論が活躍するところだが、不確定要素を受け入れないといけないところでもある。おそらく若い医師達は、教科書のいっていることなどにスポッとはなるひとや、勉強した鑑別を練習できることなどに価値をみいだすのだろうと推測するのだが、逆にいうとハッキリと答えのでない、それこそ主訴もはっきりしないような患者を診ることは労働以上ではないと考える人もいるかもしれない。

今厚労省でようやく研修医の外来研修が義務化されてきたが、自分は彼らに(10年以上変わっていないが)一生身につけておくべき型と、外来の考え方を特にコミュニケーションを中心に重視している。なぜなら一年やそこらのわずかな時間で、臨床推論などその片鱗も教えられないと考えているわけで、それは一生の課題として残しておいてもらいたいしPBLでその思考過程を学んでもらった方が効率がよいと思う。医療というサービスをどう考えるか?患者それぞれの人にとってなにが有益なのか?そしてコミュニケーションの最低限のテクニック、言われないといづかないnonverbalな部分を身につけ、その後は各自のスタイルに融合させていってもらえればよい考えている。


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