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Dead knowledge [つれづれ]

血液培養を看護師さんと取るたびに、その血液をボトルに入れる時に「えっ?」と言われる。どの施設でも例外なく言われる。

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血液培養を看護師さんと取るたびに、その血液をボトルに入れる時に「えっ?」と言われる。どの施設でも例外なく言われる。今日などは「えっ?」って言わないでね。先に言っておいた。

どいうことかというと、血液培養のボトルは好気性菌用(コウキボトル)と嫌気性菌用(ケンキボトル)があるが、普段看護師は直針で採血するのだが、自分は翼状針を使うことが多い。嫌気ボトルには空気を入れてはいけないのでマニュアルではシリンジを立てて嫌気ボトルから入れる。空気がシリンジのうえにたまるからである。自分は翼状針でとるので好気ボトルにまず空気を全部入れて、それから残りを嫌気ボトルに入れるのだがいつもここで「えっ?嫌気ボトルからではないのですか?」となる。

面白い現象である。

日本人に限ったことかどうかは知らないが、理由でなくこうしなさいと多くの人がそういう教育を受けそれをよしとしているのだろう。それがこんな末端の血液培養の採取に現れるとは、なんとも興味深くてすこしおかしい。

 

これは知識こそが教養であるという昭和的な価値観が教育に反映されているのだと思うが、情報が過多になりその次にはすぐに手に入るようになった今、その価値は崩れていると考えている。だが、まだまだ今の20代前半までは行き届いていないということだろうか?あと10年血液培養取り続けて経過を見ていきたいものだ。

ついでに言えば、尿量はいくら?に600mlですというのも全国共通(少なくとも自分が経験した病院で)なので自分は尿は何時に捨てているの?から聞くようにしている。



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