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検査テネスムスは楽 [つれづれ]

その患者は予約にあらわれなかった。理由は検査をしてもらえなかったということらしい。どうやら、最初の診察で信頼関係を築けなかったようだ。

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20代の男性が明らかに過敏性腸症候群であった。下痢で困っていたのでまずはとトランコロンという便を固める薬を出しが、その患者は次ぎの予約にあらわれなかった。検査をしてもらえなかったからと電話で連絡してきたらしい。その時一緒に診た研修医が、CTくらい撮ってあげたらよかったですね。と言った。うーんそうではない。問題は最初の診察で信頼関係を築けなかったことと、患者自身の要望をききださなかったことが問題なのだ。もしかしてあなたは患者をなっとくさせるために発がん率が上がるかもしれない放射線を当てているのかね?コストの問題はさておいても、医師という特権で診療上の意味をなさない理由で患者に害を及ぼすのかね?と私は皮肉たっぷりに問いたい。どうやらこの病院ではこのような手法が合法化されているようだ。そういえば以前勤めていた病院でも、発熱精査のためにCTを全身とりましたとぬけぬけという研修医がいることに驚いたが、それなら医師の免許もプライドもない+患者に無意味な害と無駄な医療費をつかっているし本人の医師としての成長を止めていることになる。そのあともっとわらったのが、CTテネスムス(あまり考えなく検査を出すこと)を寛容していた大人達が、県から注意を受けたとたん。CTを簡単に撮るなといいだしたこと。どうかんがえて検査を出して、それをどう評価するかを指導する大人が、ドンドン撮れ!と撮るなのどちらかしか指導できないとはなんとなさけないことかとがっかりしたことがあったが。やはりここでもそのような空気が漂っているようだ。いろんな考え方がある。のだが、考えないのは考えではない。そういいたい。しかし今回の研修医はとても聡明で自分の言ったことをしっかり、理解してくれているようだった。


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