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わたしはこうやってめまいを生き延びてきた [カンファレンス]

自分は基本検査閾値がひとより高めだと思うがことめまいのMRIはひとより低い。


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めまいの症例をみて めまいの患者さんは45才の糖尿病 狭心症のあるひと。昨夜の16時にacute onsetでの発症。横になっていると楽だけど動くとまた起こる。持続時間は数分。この時点でBPPV は完全にはrule inできていない。30秒ならよかったのだが、蝸牛症状はなく、前庭神経炎のような病歴もない。神経学的所見も病歴もない。ホールパイクで左向きの眼振をゆうはつできたが、じっとしていてもなかなか治まらない。よってepleyは失敗。にしても自分はepleyで成功するか、ホールパイクで誘発して、すぐに治まるのであれば、BPPVと確定するが、もう少しのところだった。おそらくBPPVなのだが、血管リスクもあるので、自分の中のMRI閾値を超えてしまった。。研修医の先生にHINTSで中枢性は否定出来るのでは?と質問されたが、くびが妙に硬く、(obeseのせいか)めまいでそれどころで内様子でhead impulse testが上手く出来る自信もなく、いずれにしても自分流かもしれないが、BPPV を確定できなかったらMRIを撮るという基準があるので、HINTSはもうおこなわなかった。そもそもHITSを知る前からの基準なのだ。決してHINTSを否定するのではなく、なかなか難しい検査だからこそ、正確に慎重に何度も行なって身につけていかなければならないものだとは思う。しかしこのような方法で20年間一度も末梢性のような中枢性の餌食にならなかったのだと自負している。若い先生たちにはHINTSの神様のように上手に所見をとれるようになってほしいではあるし、それがエビデンスどおりのように結果を出していくことができるといいと思っている。結果は橋にちいさな梗塞巣があった。感覚的ではあるがこのような症例がまた来たとしてもやっぱり100例に1例くらいの確率と考えてMRIを撮るだろう。

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