アンカリングから確証バイアスへ [臨床]
今日は、超高齢の方を微妙に○○
来院時方で息をして呼吸数30両側の肺にCrackle とwheezeがハッキリ聞こえ、Crackleはearly to mid wheezeはmultiforacalであった。このとき一瞬喘息を考えたが、出で立ちと著明な浮腫、JVDの拡張そして喘息の既往がないことから、心音もⅢ音が聞こえた。ように感じただけかもしれない。
心エコーでは中等度のASと結構severなMR 酸素はぎりぎり保っていたが、心不全の判断で入院の方向で進めた。
ところが、処置室で横になってからは呼吸がかなり楽そうに見えた。このときはCRPが8と高値だったために、そちらの検索をやり直していたこともあり、心不全ホントかな、は確証バイアスによって葬り去られてしまった。あとで循環器の先生に相談したとき、それほど心不全は代償不全になっていないでしょといわれて、「たしかにそうだな」とはずかしい思いをする始末。
結局抗生剤のみで入院経過観察となった。
2021-05-06 19:38
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0