診療受付ギリギリの確信犯 [医療]
高齢者施設からの診療受付時刻ギリギリでつれくる患者にキチンと向き合えるだろうか?
高齢で寝たきりの施設入所中の患者さんが、診てもいない嘱託医の1行の紹介状で、付き添いの人は患者さんの最近の動向を知らず、ただわかるのは理由のわからない投薬だけ。という人が朝から発熱していたとのことで、外来終了間際に来た時、様子はいつもと変わらない時、自分はどこまでしっかりこの患者さんを診ることができるだろうか。当然今からfullに検査など行なえば、終了時間は過ぎ、スタッフも自分もサービス残業に突入する。ただ、コロナだったら心配なので来ましたなどと言われようものなら、じゃあその検査だけしておきますね。という誘惑に駈られる。実際施設の人はそれでよいし、家族の希望はこの診療に含まれていない。離島に住む人が天候が悪い時に内地と同じ診療を受けられないことを受け入れてるいるかどうかはわからないが、その時その時のシチュエーションにより行える診療が同じ施設であっても必ず一緒とは言えないと言うことを受け入れてもらえるだろうか?しかもいつも時間ぎりぎりに連れてくるのは同じ施設からである。そして時間ギリギリだと自分達も早く終わりたいから診療もいそいでしまう。なんとも気持ちのわるい時間が流れる。自分がある程度自由になってくればこのあたりを何とかしたいと思う。 検査を出したらすぐに救急外来へ送ってもよいとか、施設の人にギリギリの時間より前か後に来てもらうようにお願いするとか、、外来を早出遅出に分けるとか、、やりようはあると思うのだが。それにより、物言わぬ患者さんにはキチンと診療が行われるし、医療者も気持ちよく診療が行えると思うのだが、、、
2021-04-28 21:40
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