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厚木で新一年生の最初の最初の勉強会. [今日話したこと]

無症状の人に対してアトランダムにPCR検査をしたところ5%の有病率であったとして(そこの偽陰性は考えないこととして) 20代男性の全く無症状の人、70歳のリスクのある人、無症状だけれども会社で検査を受けて来いと命令された人などに対し、どのように検査の閾値を決め、またその閾値が何に影響されるかということを話しました。


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研修医たちはとても物わかりが良くまず有病率の5%だから検査前確率歩5%と考えるというところがは問題なく、では無症状の患者さんにどう説明するかというところは悩みに悩んでくれる。そして、実際は正解などなく強いて言えば患者の納得が正解であるということも理解してくれているようであった。白黒はっきりさせたがる風潮が一般人だけでなく医療者にもある中で、不確実性という物の受け入れの第一歩ができたように思う。またついでに検査前確率を誰が決めるか。何を根拠に決めるかというところが医師としての最も重要な鍛錬すべき部分であるところもお話しした.

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