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あの花 [感想]

今日は嫁が新宿に用事があったので一家で出かけて高島屋の駐車場に並んだ。並んでいる間に子供達に見せようとチェックしていた「あの日見た花の名前を僕は知らない」という超恥ずかしげもなく長いタイトルの映画版を見せてみた。


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子供の死というもっともズルいねたを中心に責めてくるのだが、時系列がむちゃくちゃで子供には少しわかりにくかっただろうが、それでも子供達が仲間で、そこに深いシンパシーがあり、別れの寂しさがあるという意味では十分飽きずに、観ていてくれた。また子供だからこそ感じる事があったかもしれない。いずれにせよ、感覚としてではなく何を感じ取ったかは子供たちから聞き出すことはできない、なぜならそれは言葉にできていないからで、感覚的に死というもの、生というものが及ぼす影響力というものを感じ取ってくれていればよかったなんて考えている。では親になった自分はというと、女の子がどういう状況かわからないにしても亡くなったという事実がもう受け入れることが出来ず、当然のことながら、自分の娘にはそんなことは起こらないという前提しかない自分にきづかされる。では残った子供達がやろうしたこと、亡くなった子が望んだこと、結局一人のそれも最も純朴な子供が死んだことで、仲間達は悩み、傷つき、そしてあまりにも崇高なものを絆とすることになった。生きることは死ぬことでしかその力を発揮できないのか?という疑問にぶち当たる。でもそれは生きていた時のことがあるからこそということも理解はできる。そんなことを後から考えたが実際観ている時ははずかしながら何かに引き込まれ、子供達と一緒にいたのもまた事実。はずかしげもないもの、まだまだ日本には残っているのだ。

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