カテゴリーは大切だが

若いドクター達と話した。やはり彼らは自分たちの仲間が欲しいようである。

確かに同じような環境で同じように育った人たちは考え方も似てるし、そもそもその環境を選んだということから似たもの同士の集まりとなり。マイノリティであればなおさら同志感も高まる。そして、ご多分に漏れず自分たちが1番正しいと信じている。かくゆう自分も信じてはいるが、日本に総合診療が必要ということが大前提だとすると、必要なだけのマンパワーが日本全体で揃う事は今の段階では絶望的である。

 

医師になった人たちは多くの人が自分の選んだカテゴリーを極めたいと思っている。総合医を選んだ人もそうかもしれない。でもそれ以上に地域医療や総合医療という考え方は、医師としての根源的な考え方であると私は信じている。つまりすべての医師が多かれ少なかれ持っている意識なのだと信じたいのである。