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回診ミニミニレクチャー [アツギマニュアル]

ショックで来院した人が、EF20% 酸素化よし。発熱なし。炎症反応もなし。心電図変化ははっきりしない。
来院時のhrは40ー50程度。DOA DOB始めながら、血液培養とって、抗生剤開始した。今日で3日目。DOA DOBはまだ15γだが、意識は戻ってきている。当初はckも上がり、MIの可能性も考えた。しかし、心原性のショックであればこんなにじわじわと軽快しないのではということから、血液培養はまだで結局熱は出ていないが敗血症と考えてよいのでは?

君は酸素化が悪くないのでPEではないといったが、前に僕が同じセリフをいったのは、ショックになっている人がこんなにに酸素化がよいということはショックの原因は肺動脈の塞栓ではない。
以前40台精神疾患ありの多量に向精神薬を飲んでいる人が、酸素2lカヌラ PCO2が45と上昇ぎみの人が肺塞栓だったことがあった。
実際に酸素化がまったく正常であれば完全に否定出来るのならよいのだが、短絡的に否定するのは危険と思われる。

ショックでDOA?出血性の時はキンキですぞ。抹消循環が犠牲になりつつあるところにとどめをさすことになりかねないから。敗血症の時でさえ、十分な輸液でボリュームを確保した上でないと、DOAを使わないことになってるじゃないか。

心エコーの限界。

EF76%の人がが輸液も受けていないのに心原性に肺うっ血をきたしている。
何を考える?

EF20% under estimateされる理由は?
image-20110204014708.png

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