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医療とお金 [つれづれ]

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医療もお金で動くって事を知っていますか?そもそも国民に平等に与えられるはずだった健康は、高齢社会とういう窮地のなかで、患者にとっての利益とは別の次元で、“お金”に操られたりしています。それほど、病院経営がギリギリのところにあるということでしょうか?

僕は違うと思います。

 かつて薬価差益があったころ患者さんは薬付けになるどころか、薬を出さない医者はダメだと思っていました。(そう教育されていたのです)ゆっくり話を聞いて薬検査を最小限にする医師と検査、薬で患者を納得させる医師とどちらが病院にとって有益な医師なのか?それが後者である医療費の体系自体にも、問題があると言わざるをえません。

医療の裁量権が医師中心の日本において、自分への利益のためになった人は、常に政策の裏をかいて、利益に結びつけようとしています。政策側もまたそれを逆手にとろうとして、こっけいなイタチごっこがつづいています。そしてだからこそ、患者の利益を優先する考えを持った人、卒後まもなくからコストパフォーマンスを考えるよう育てられた医師は、金銭感覚とは別のところで動くようになっているのです。

これからいっそう少子化が進み、一人あたりの医療費が抑えられていくとき、その負担が病院にかかっても患者自身にかかっても、それば本来の医療の目的からずれていくのではないでしょうか?高度な医療=先進医療=お金のかかる医療 これはこれで大切ですが、医師のレベルが上がることで、お金のかからない高度な医療があるはずなのです。イギリスやオーストラリアは40年以上まえからこのことに気づき、そういう教育を進めてきたのです。

 

医療というものがなぜ生まれたのか、病院がなぜ存在するのかを考えれば、病院の成功は患者の成功と一致しなければなりません。最終的には教育。それが僕の結論です。そしてそのひとつの道具としていままでの人類の叡智であるグローバルスタンダード(EBM)が重要なのです。


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