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バイス [感想]

バイスという映画を観た。なんとも自分(達)は世界の情勢を知らずに生きてきたんだろう、とかんがえさせられずにはいられなかった。この皮肉一杯の映画は最初に断ったように、事実をできるだけ近づける努力が見られる。

確かに911のあと、オサマビンラディンを倒したのに争いが終わらなかったことに何らかの違和感が感じていたように思う。大量虐殺兵器が云々とやたら言っていたが、フセインは悪者で十把一絡げの一味くらいにしか思っていなかったし、それこそ湾岸戦争とイラク戦争の芋づる式に起こったものくらいにしか認識していなかった。

ましてやアルカイダの発端はソ連のアフガニスタン侵攻であったり。パキスタンのイスラム強硬派がCIAによってアフガンに送られ、オサマビンラディンがアフガニスタンでソ連と戦うイスラムのヒト達の名簿を作っていたことが後のタリバンを作る元になった。

オサマビンラディンがアメリカを憎んだきっかけがサウジアラビア王が自国の防護をアメリカに頼んだこと。そしてこの映画の焦点であるディックチェイニーが自分の会社の利益のためにフセインを滅ぼすたえに多くの犠牲を出し、パパブッシュがフセインを倒さなかった理由である、周囲のイスラム勢力を抑えることが出来なかったためにISが誕生し、そのISが世界中でテロを起こし多くの命が失われたこと。これはどうやら事実らしいということである。

こんな映画を世に送り出し、NETFLIXで配信できるということろはまだギリギリアメリカも正義とやらを保っているといえるのかもしれない。


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