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教科書的 [臨床]

自分達は患者さんに当たったとき、教科書通りだととてもすっきりした気持ちになり、満足感を得られる。それがないときはなんだかモヤモヤする。それゆえ、主訴から教科書にないような人だと最初からモヤモヤするし、あたかも診断がつきそうにない人にもモチベーションをなかなか持てないものである。実際そういうヒトたちが総合内科外来に回ってくるのも理解できる。ではなぜそうなのか?労力に見合った結果が得られないというだけではなく学生時代の教育そのものが教科書のみだからではないだろうか?国家試験も典型的なものを当てるゲームのようなものである。「どのように思考を働かせて、どのように解決を導くか」それはフワフワしていてテストできない。よって教科として完全でないので学校では教えにくいようである。しかし仕事を始めてもっとも必要とされる技術なのである。その技術があれば、教科書にないような人ばかりの世界でも物怖じせずに体当たりしていけるのに、と思う。そんなに知識が大切なのだろうか?

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