2021-03-25
医師が偉い必要があるだろうか?持ち上げて、おだてて働かせるためだろうか?医療チームのリーダーにならないといけないこともないきもするのだが、でも明らかに位が高いかのように扱われる。
(辛坊さんがけちくさいと言っていたやつ)
でも実際病院で最もダントツに非人間的に働いているのは交代のいない医師なのである。病院の中で最も低層の労働者なのではないかと思ったりする。最近はそれほどでもなく、改善されてきてはいるが、、
どうしても脱却できない理由として患者さんは24時間の需要があるが,それに対して供給できるほどの医師労働力は足らないということだ。そして目には見えないが医師のライフワークバランスと患者の需要は常に敵対関係にあるように思う。主治医制は特に日本では従来より行われてきておりそれは患者の需要に24時間答えることを要求される。どこで線を引くかは世間の常識内で行わなければならない。
例えば、家族への病状説明を時間外に行うのか?急変時には主治医が駆けつけるのが当たり前か?などそれぞれの間柄で決められ、人間関係をくずしたり、よりよくしたりする。
最初の医者は偉いか?という話だが、持ち上げられるのは悪くない気分だし、その方が事がうまく進むことも多い。でもそれに乗せられ、時間外に働くのは当たり前。というのは本当に偉い人に対する扱いではないように思う。
自分は医者はそこまで偉くなくて良いと考える。特に現場で働く臨床医は病気という宇宙と向き合ってわからない事だらけである。行動変容を目指して患者を叱ったからといってほとんどが逆効果である。
患者に対して立場がよいだけのことである。病院上層部や、他職種からみれば、おだてておけば患者を見捨てない見捨てないのは偉いから持ち上げてあげようくらいの存在でしかない。患者に対して立場が高いことを偉いと勘違いして、他職種にもそのうように振る舞うことは許されていても認められることはない。
最近は患者も見抜く。
だからこれからは交代制でよいと思うのだ。所詮人間、できることはやる。でもできないこともも認めるのだ。そんな医師の偉くなくなる仕事改革必要なのではないだろうか。
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